マンモグラフィーは、肺・胃・腰のレントゲン検査と同じで乳房にレントゲンをあて、
その透過性(吸収)の差をフィルムに写し出すものです。
しかし乳房は全体が柔らかで組織での透過性の差が少なく、
よい写真を撮るためには専用の撮影装置やフィルムを使用します。
マンモグラフィーでは腫瘤像・石灰化像・乳腺組織のひきつれ像などから、ガンを抽出することができます。
また乳癌を発見するには経過観察も大事です。
写真を以前のものと比較することによって乳房組織の微妙な変化がわかり、ガンと診断できることもあります。
マンモグラフィーの実際の撮影法ですが、
片方の乳房をフィルムを入れた台と
透明なプラスチックの板で上下や斜めなどからはさみ圧迫して撮影します。
基本的には左右で計4回撮影いたします。(最低4回圧迫します)
これはレントゲンで乳房組織をよりよく見えるようにするためです。
また圧迫することによって、被爆の線量が少なくなり、写真のボケも防ぐことができます。
圧迫の際には痛みを感じることもありますが、良いマンモグラフィーを得るためには、
圧迫はどうしても必要なことですのでぜひ少しの間我慢してください。
当院でも検査をしております。
◆大切なお知らせ◆
<マンモグラフィー検査について>
マンモグラフィー検査は緊急性がない場合原則予約による検査といたします。
放射線技師が担当している日にちを電話などでご確認の上予約をお願いします。